米国株:上昇、鉱山株に買い-モンサントやアルコアが高い(2)

米株式市場では全般に値上がりする銘柄が 多かった。消費者信頼感指数の低下や住宅価格下落といった悪材料がみられた が、資源株に買いが入った。

鉱山のフリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドやニューモ ント・マイニング、アルミ生産大手アルコアといった資源企業は金属価格の上 昇を手がかりに買われ、S&P500種株価指数は3日続伸した。一方、ダウ工 業株30種平均は下落。バンク・オブ・アメリカ(BOA)や家庭用品のホー ム・デポが売られた。種子最大手のモンサントは7年ぶりの大幅高。業績見通 し上方修正が好感された。

S&P500種株価指数は前日比3.11ポイント(0.2%)上げて1352.99。過去 3営業日で4.2%上昇した。ダウ工業株30種平均は16.04ドル(0.1%)安の

12532.6ドル。ナスダック総合指数は14.3ポイント(0.6%)上げて2341.05。ニ ューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落は2対1。

スチュワート・キャピタル・アドバイザーズのマルコム・ポーリー氏は、 「先週は商品全般で価格が大幅に下げた。私のような評価額に注目する投資家 にとってはポジションを積み上げ始めるきっかけを与えた」と語った。

モンサント、ヤフーが高い

S&P500種株価指数の業種別24指数では小売株が1%安だった。米民間調 査機関のコンファレンス・ボードが発表した3月の米消費者信頼感指数は64.5 に低下。5年ぶりの低水準となった。半年後の景況感を示す期待指数は47.9 (前月58.0)と、1973年12月以来の低水準となった。

全米20都市部を対象にした1月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で10.7%低下と、過去最大 の落ち込みを記録した。

モンサントは9.9%高と、S&P500種採用銘柄のなかで値上がり率トップ。 同社は2008年8月通期の利益見通しを1株当たり3.15-3.25ドルと、従来予想 の最大2.80ドルから上方修正した。

オンライン検索大手ヤフーも上昇。シティグループはヤフーの株式投資判断 を「ホールド」から「買い」に引き上げ、株価見通しを31ドルから34ドルに 上方修正した。ヤフーに買収を提示しているマイクロソフトが買収価格を引き 上げるとの期待が背景。

ホーム・デポが下落

バンク・オブ・アメリカ(BOA)は下落。メリルリンチがBOAの株式投 資判断を「ニュートラル(中立)」から「売り」に引き下げ、利益見通しを下 方修正した。

金融のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスは、アナリストによる利益 見通し下方修正が嫌気され、値下がりした。

ゴールドマン・サックス・グループによると、米大手銀行や証券会社、ヘッ ジファンドはサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊に 伴い4600億ドルの信用損失を計上する可能性がある。これはすでに公表され ている損失額のほぼ4倍に相当する。

住宅用品のホーム・デポやロウズはいずれも下落、米住宅ローン保険最大手 のMGICインベストメントも売りを浴びた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE