米国株:上昇、ベアーS買収額引き上げ好感-ティファニーも高い(2)

米株式相場は上昇。米銀JPモルガン・チ ェースがベアー・スターンズへの買収提示価格を引き上げたほか、中古住宅販 売が予想に反して前月比で増加したことから、米経済が2000億ドルの信用損 失から立ち直るとの観測が広がった。

ベアー・スターンズの株価はほぼ2倍に上昇。JPモルガンはベアーへの買 収提示価格を従来の2.52ドルから約10ドルに引き上げた。高級宝飾品ティフ ァニーは大幅高。同社業績はアナリスト予想を上回った。種子生産大手モンサ ントはUBSのアナリストによる買い推奨が好感され、今年1月以来の大幅上 昇を記録した。

S&P500種株価指数は前営業日比20.37ポイント(1.5%)上げて1349.88。 ダウ工業株30種平均は187.32ドル(1.5%)高の12548.64ドル。ナスダック総 合指数は68.64ポイント(3%)上げて2326.75。ニューヨーク証券取引所(N YSE)の騰落は9対2。

パイオニア・インベストメント・マネジメントの運用担当者ジョン・キャリ ー氏は、「ほんの少しでも良いニュースが入ると、そのたびに市場参加者は株 式の購入に興味を示すようだ」と語った。

ベアー・スターンズが上昇

ベアー・スターンズは89%高。同社の株主は株1株につきJPモルガン株

0.21753株を受け取る。これに基づくとベアー・スターンズの買収額は約24億 ドル、1株当たり約10ドルとなる。3月16日にJPモルガンとベアーが合意 した買収案によると、買収価格は1株当たり2.52ドルだった。

S&P500種に採用される銀行株、証券株および保険株が構成する株価指数 は0.7%上昇。過去1週間では14%値上がりした。シティグループは3.4%上昇 した。

一方、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは下落。オッペンハイマー のメレディス・ホイットニー氏が同社の株式投資判断を引き下げたのが売り材 料となった。

ティファニーは10%高。2007年11-2008年1月決算で、特別項目を除く継 続事業からの利益がブルームバーグのまとめたアナリスト予想を6セント上回 った。11-1月期売上高は10億5300万ドル、アナリスト予想平均は10億 4900万ドルだった。

モンサントも上昇。UBSのアナリストは種子・農業生産性事業の貢献で向 こう1年間に株価が125ドルをつける可能性があると指摘し、買いを推奨した。

中古住宅販売が予想外に増加

全米不動産業者協会(NAR)が発表した2月の中古住宅販売件数(季節調 整済み、年換算、以下同じ)は前月比2.9%増の503万戸。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.8%減だった。住宅建設大 手のD.R.ホートンは上昇。この日はS&P株価指数に採用される住宅建設 業者15社のうち14社が値上がりした。

ドラッグストア大手ウォルグリーンが高い。同社12-2月(第2四半期)決 算純利益は1株当たり69セント。ブルームバーグがまとめたアナリストの予 想平均(同67セント)を上回った。

家電販売大手ベスト・バイも上昇。米金融紙バロンズは匿名のアナリストを 引用し、ベスト・バイのリセッション(景気後退)時の対応をめぐり、投資家 がこの懸念をぬぐい去ることができたら同社の株価は52ドルまで上昇する可 能性があると伝えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE