米国債:下落、株高やMBS購入拡大で国債需要減退-2年債1.81%

米国債相場は下落。米主要株価が上 昇し、連邦住宅銀行システムに加盟する銀行による住宅ローン担保証券 (MBS)の購入枠拡大を受けて、米国債の魅力が弱まった。

26日の280億ドル相当の2年債入札を控え、2年債相場は軟調だっ た。同入札は1972年の入札開始以来の最大規模。3カ月物財務省短期証 券(TB)利回りは昨年8月以来最大の上昇となった。

サントラスト・バンクの個人資産運用部門ストラテジスト、アンデ ィ・リッチマン氏は「懸念が幾分弱まっている」と指摘した。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 4時18分現在、2年債利回りは前営業日比22ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01ポイント)上昇し1.81%。2年債価格(表面利率2%、2010 年2月償還)は同13/32下落し、100 11/32。

3カ月物TBの利回りは49ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポ イント)上昇し1.06%と、昨年8月21日以来の大幅上昇となった。信 用市場に対する投資家の信頼喪失が深刻化するなか、前週には一時

0.387%と、1954年以来の低水準を記録した。

米銀JPモルガン・チェースが米証券ベアー・スターンズに提示し ていた買収額を4倍に引き上げることに合意するとともに、JPモルガ ンはまた、ベアーが新たに発行する株式を買い取り、同社株の39.5%を 取得する意向も明らかにした。これを受けて、米株価指数は月初来の高 値に上昇した。

2年債の動向

コマース・キャピタル・マーケッツ(フィラデルフィア)の債券ス トラテジスト、ジョージ・アデル氏は「このところ最も重要な要因は信 頼感だ」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、今月に入り89%の確率で、2年 債利回りの動きはS&P500種株価指数と同方向の動きとなっている。 つまり、株価が上昇する10回に約9回までが、米国債の下落を示唆して いる。

連邦住宅金融委員会は、連邦住宅銀行システムに加盟する銀行によ る住宅ローン担保証券(MBS)の購入枠を約1500億ドル拡大すること を承認。ただ、MBSの購入については住宅金融大手のファニーメイ (連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が保 証する証券に限定される。

中古住宅販売

全米不動産業者協会(NAR)が24日に発表した2月の中古住宅販 売件数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は前月比2.9%増の503万 戸。これを受けて債券相場は下落幅を拡大した。

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