ワークスA株が2年超ぶり高値、ERPソフトが伸長-成長性を評価

パッケージソフトの開発・販売を手掛ける ワークスアプリケーションズ株が大幅高。一時は前週末比9.0%高の14万5000 円まで買い進まれ、2006年1月20日以来、約2年2カ月ぶりの高値を付けた。 主力の人事給与ソフトに加え、会計ソフトも大手顧客向けに伸びており、統合 業務ソフトベンダーとして業界内で存在感を高めている。同社の戦略や成長性 を評価する向きが上値でも買いを入れているようだ。

大和総研の中村哲也シニアアナリストはワークスAについて、「彼らの戦 略や成長性、業界内でのポジショニングなどを含め、担当銘柄の中でトップテ ィアー」とし、投資判断を「アウトパフォーム」にしている。

中村氏は特に「自社でERP(統合業務)パッケージを開発し、自らダイ レクトに大手企業に販売できる体制を整えている企業は稀有」であることから、 ワークスAを高く評価している。IT(情報通信)ソフト業界の市場成長率が 2-3%に鈍化するなか、ワークスAは10%超の成長を継続するとみている。

ワークスAが1月末に公表した08年6月期の業績見通しによると、主力の パッケージソフト「COMPANY」の売り上げが拡大し、連結売上高は前期 比13%増の189億円、経常利益は同2.5%増の26億4000万円に伸びる見込み。

同社IR担当の藤井智子氏によると、同社のソフトは従業員が1000人超の 事業体の経営効率を高めることができるそうで、顧客先は潜在的に4000カ所に およぶと言う。今期は名古屋の市立病院から人事システムを受注、「官公庁か らの引き合いも良くなっている」という。

ブルームバーグ・データによると、ワークスA株の発行済み株式総数46万 2861株(07年12月末時点)のうち、外国人の保有比率は19.6%、投信が17.6%。 「第1四半期(07年7-9月)決算の発表後に機関投資家からの取材依頼が従 前より増えた」(藤井氏)という。

同社株は07年11月以降、3度にわたって14万円突破に挑むも、打ち返さ れた経緯を持つ。この日は小口の買い注文を集め、午前9時38分ごろに14万 円台乗せを実現、午後零時46分には14万5000円を付けた。中村アナリストは 株価について「特に割高感はなく、15万円までは上昇するのではないか」と述 べていた。

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