為替相場の乱高下でささやかれるG7の協調介入-観測強まる(2)

為替市場の参加者の間で、市場が相場を決 定する力に対する信頼感が弱まっている。これはドル買いの協調介入が最後に 行われた1995年以来13年ぶりのことだ。

米景気の軟化と71年以来のドル安、そして為替相場が今世紀に入って最も 不安定な状況は、主要7カ国の協調介入につながる可能性がある。

仏証券会社カリヨンの外為リサーチ担当責任者、ミチュル・コテチャ氏(ロ ンドン在勤)は「ドルがさらに下落することで4-6月期には確実に、協調介 入が実施されるリスクが高まる」と指摘した。同社は仏銀2位クレディ・アグ リコル傘下。

ドルはここ数日にわたり対ユーロで持ち直しているが、ドイツ銀行のスト ラテジストは、米国のリセッション(景気後退)入りの見通しを根拠にドルが 東京時間24日午前10時40分時点の1ユーロ=1.5400ドルから1.60ドルに下 落する可能性があると予想。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ グループ(RBS)は、介入リスクが強まっており、ドルが1ユーロ=1.60ド ルを超えて下落すれば「深刻な」リスクになるとの見方を示した。

米連邦準備制度理事会(FRB)が算出しているドルの実効指数は18日に

69.2631と、71年以来37年ぶりの低水準を記録。また先週はドル・オプション (ドルを売買する権利)のインプライドボラティリティ(予想変動率)が14.5 と、95年以来の高水準に上昇した。今年の最低は2月26日に記録した9.62。

2月9日に東京で開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は 声明で、為替相場の「過度の変動や無秩序な動きは望ましくない」と改めて強 調した。次回G7は4月にワシントンで開かれる。

協調介入が最後に実施されたのは、ユーロ買いの介入が実施された2000年 9月。ドル買い協調介入は、ドルが1ドル=79円75銭に下落した95年以来行 われていない。

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