英での住宅売却,値下がり拡大に備え現実的な価格設定を-ライトムーブ

英人気不動産ウェブサイト、ライトムーブ のコマーシャルディレクター、マイルズ・シップサイド氏は24日、英国で持 ち家を売却するなら、提示価格はよく考えて、より現実的な水準に設定すべき との見解を示した。年内に住宅価格が下落すれば、売り手の損失が拡大すると している。

ライトムーブが同日発表した3月の英住宅価格動向によると、平均売却希 望価格は23万9655ポンド(約4730万円)と、前月比0.8%上昇した。ロンド ン市内の上昇率は1.3%になった。消費者の住宅ローン利用が難しくなるなか、 所有者の提示価格と買い手側の購入可能額の差は広がっているという。

シップサイド氏は「売り手は今や、競合する物件より安い価格を付けて買 い手の関心を集めるよう心がけ、年内に予想される値下がり幅拡大を回避すべ きだ」と指摘。「売り手がより現実的な価格を付けると同時に、貸し手が融資 基準を通常に戻すことが可能になれば、売り手の希望と買い手の購買力はより 速やかに一致するだろう」と述べた。

物件売却希望価格は昨年10月に付けた過去最高の24万1642ポンドを 1%下回る一方で、成約価格はこの水準を10%前後下回っている。ロンドン市 内の物件の平均売却希望価格は、11月に付けた過去最高の41万2731ポンドを

1.3%下回っている。

ライトムーブは、流動性の問題を緩和するために、英政府、BOE、金融 機関が「緊急に協調行動」をとることが必要とも指摘した。

イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)メンバーのケイト・バーカ ー氏は19日、不動産価格が今年下落しても買い手の購入能力には厳しさが残 るとの認識を表明していた。

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