みずほ、新光証:サブプライムで09年に合併延期-投資銀行強化遅れ(2)

みずほフィナンシャルグループのみずほ証 券と新光証券は21日午後、合併予定を2009年以降に再延期すると発表した。米 サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の追加損失の影響が読み きれないためで、当初計画からは1年以上遅れとなる。収益力の強化に向けた邦 銀グループの計画をサブプライム問題が大きく狂わせることになった。

合併時期は明示していないが、発表文では、同問題による世界の金融市場の 混乱はまだ続いており、「収束するには相応の時間を要すると思われる」として、 09年のできるだけ早い時期をめどにするとしている。当初計画では08年1月だ ったが、みずほ証を中心としたサブプライム損失額の拡大で合併比率が決められ ず、07年11月には予定日を5月7日に先送りしていた。

野村証券金融経済研究所の守山啓輔アナリストは、合併が2度も延期された のは極めて異例であるとの認識を示した。その上で、今後は「みずほがどのよう に経営責任をとっていくのか、またサブプライム関連損失をどれくらい早く確定 し、ロンドンの証券化業務を含めたリストラに着手するのかだ」と指摘し、早期 の損失処理が重要とみている。

みずほ証ではサブプライム関連損失の発生で07年9月中間期に赤字に転落。 その後も証券化商品の値下がり4-12月期の純損益は1967億円の赤字に拡大し た。合併延期とともに資本増強を迫られ、みずほコーポレート銀行を引受先に総 額4000億円の第三者割当増資を実施した。新光証は個人や地方企業取引に強み を持つ。法人専門のみずほ証との合併で国内第3位の証券会社になる見通しだ。

--共同取材:日向 貴彦 Eitor:Kazu Hirano, Takashi Ueno

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