ベトナム:今年の成長率は9%の目標達成できない恐れ-市場監督当局者

ベトナム株式市場の監督当局によれば、1995 年以来の高い伸びとなっているインフレ抑制に向けた措置により、同国は政府 が設定した今年の成長率目標9%を達成できない可能性がある。

2月のベトナムの消費者物価指数(CPI)は前年同月比15.7%上昇した。 ズン首相は20日、ハノイでの会合で閣僚や政府高官に対し、政府が景気浮揚と インフレ抑制のバランスを維持すべきだとの考えを示した。2007年の同国成長 率は8.5%と、1996年以来の高水準。

ベトナム国家証券委員会(SSC)のフン副委員長は20日、ハノイでのイ ンタビューで、「高成長率を達成することはできるが、引き換えにその代償に 苦しんでいる」と語った。その上で、「政府の措置を見れば、インフレ抑制を 望んでいることが分かる」と述べ、「成長率は目標とされる9%を達成できず、 これを下回る可能性がある」と指摘した。ただ、新たな目標は示さなかった。

ベトナムは通貨供給量と物価上昇ペースの抑制を目指し、利上げを実施す るとともに、預金準備率を引き上げ、通貨ドンの1%上昇を容認してきた。こ うした動きは株式相場の下落につながり、ホーチミン市証券取引所の株価指標 であるVN指数は今年に入って39%低下し、06年以来の安値に落ち込んでい る。

フン副委員長は政府の措置が「全般的に企業活動に影響しており、企業は 今非常に困難な時期に直面している。銀行から融資は受けられず、資金調達コ ストは増加。それが市場の国内投資家の間で、若干のパニックにつながってい る」と述べた。

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