米金融会社CIT:資産売却で1-3月に50億-70億ドル調達へ

(最終段落に株価を加えます)

【記者:Erik Holm】

3月20日(ブルームバーグ):米金融会社CITグループは20日、 2008年1-3月(第1四半期)に資産売却により50億-70億ドル(約 5000億-7000億円)の調達を見込んでいることを明らかにした。主力4部 門は売却対象に含まれない予定。

ジェフリー・ピーク最高経営責任者(CEO)はこの日の電話会議で、中 核部門をできるだけ温存するため、戦略的に重要度の低い事業の売却を進めて いく考えを示した。同社は、年内の資金需要に対応する上で、手持ち現金は十 分とみている。

格下げにより通常の方法での資金調達が困難になり、信用枠73億ドル から資金を引き出したことを受けて、同社の株式と債券はこの日急落。ピーク CEOは資本市場の「長引く混乱」により、「資金面で戦略的な提携先」を見 つけることを迫られる可能性を指摘した。

CITが信用枠を利用したことは、金融当局が流動性供給に努めている にもかかわらず、貸し渋りが深刻化していることを示している。同社は年内に 償還を迎えるコマーシャルペーパー(CP)28億ドルとその他82億ドル相 当の債務を抱える。

この日のニューヨーク市場でCITの株価は一時、前日比で45%下落し、 ここ約6年で最大の下げを記録。終値は2.01ドル(17%)安の9.63ドル。 昨年6月時点では61ドルを上回る水準で取引されていた。

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