商品相場急落:CRB指数の週間下落率は1956年以降で最大

20日の商品相場は下落し、週間の下落率は 過去50年で最大となった。世界の経済成長の鈍化によりエネルギーや金属、穀 物の需要が後退するとの観測が高まった。

商品19銘柄で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は今週に入って

8.3%下げ、少なくとも1956年以降で最大の週間下落率を示した。今週過去最高 値に達した金相場はこれまでに1オンス当たり最大で129ドル急落。原油も1バ レル当たり13ドル以上下落した。

USグローバル・インベスターズ(テキサス州)で15億ドル(約1500億 円)相当の運用に携わるブライアン・ヒックス氏は「商品相場は投機的な急騰の 様相を見せ始めていた」と指摘。「景気の伸びはかなり弱まるとみられ、そのこ とは商品相場にとって良い兆しとは言えない」との見方を示した。

国際通貨基金(IMF)は今週、世界の経済成長の鈍化は商品需要の「軟 化」を示唆しているとの見解を示した。

商品26銘柄で構成するブルームバーグ・コンスタント・マチュリティ商品 指数は先週末までに年初来で20%上昇し、2月29日には過去最高水準に達した。 過去6週間は続伸し、3倍以上に上昇していた。

プロスペクター・アセット・マネジメント(イリノイ州)のレオナード・カ プラン社長は「米経済がリセッション(景気後退)入りし、世界的な景気拡大が 沈静化すれば、商品の上昇相場は終息する可能性がある」と指摘。「商品相場の バブル」はいま、崩壊しつつあり、「相場は予想以上に下落するだろう」との見 方を示した。

CRB指数は20日、前日比6.56ポイント(1.7%)安の381.74となった。 17日には前週末比4.6%下落し、過去50年で最大の下げとなった。19日は

4.1%下落した。

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