ベアーSのエコノミストら、FRB批判の手緩めず-救済後もなお痛烈

米連邦準備制度理事会(FRB)による米 証券会社ベアー・スターンズ救済も、当局に対し批判的な同社エコノミストの 姿勢を変えることはなかったようだ。ベアー・スターンズのエコノミスト、ジ ョン・ライディング氏とコンラッド・デクアドロス氏は、同社救済によって事 態が改善することはないとの見方を示した。

ライディング氏とデクアドロス氏、メグナ・ミタル氏は19日付のリポート で、「先週の金融市場や政策の展開について完全に客観的な視点から論評する のは難しい」と前置きした上で、「金融機関からの資金流出について懸念して いた」が、「自社がその金融機関になるとは思っていなかった」と心境を述べ た。FRBは14日、ベアー・スターンズ救済のため「異例かつ緊急の事態」を 理由とした商業銀行以外の機関への融資に踏み切った。

その上で、エコノミストらはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標 を1%まで引き下げた2003年の利下げを、当時FRB理事だったバーナンキ現 議長が支持したことの責任を問い、さらに2004年以降の利上げ局面での「漸進 主義」の姿勢も批判。より大幅な利上げをしていれば「レバレッジ拡大や住宅 ローン融資のブームを阻止できた公算が大きい」との見方を示した。

また、プライマリーディーラーへの貸し付け制度など流動性拡大措置を07 年8月に信用危機が始まった直後に導入しなかったことも悔やまれるとして、 「そうしていれば、米経済がリセッション(景気後退)入りすることもインフ レリスクが増大することも回避できた公算が高い」としている。リポートは、 「ベアー・スターンズについてはどうだっただろうか」と締めくくり、読者の 判断に任せている。

Editor: Daniel Moss, Mark Rohner

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