人民元:ペッグ制廃止後の最高値更新-当局によるインフレ抑制対策で

中国の外国為替取引では19日、人民元がド ルに対し上昇し、2005年7月のドル・ペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新 した。中国人民銀行がインフレ対策を強化するなかで高くなった。

中国当局は輸入物価押し下げと輸出の伸び抑制に向け、年初来3.4%の人民 元上昇を容認している。上昇率は2007年全体の半分に近い。中国人民銀行は 18日、通貨供給量の伸びを抑えるため、今年2回目の市中銀行向け預金準備率 引き上げを発表した。

DBSグループ・ホールディングスの為替ストラテジスト(シンガポール在 勤)、フィリップ・ウィー氏は「預金準備率引き上げは、インフレとの闘いで中 国が苦戦していることを示している」と指摘。「引き続き、今年の人民元上昇 加速を予想する」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.26%高の1ドル=7.0630元と、今 月最大の上昇率となった。ウィー氏は先週、今年末の人民元相場予想を同6.5 元と、これまでの同6.7元から上方修正した。

人民銀の18日の声明によれば、預金準備率は15%から15.5%に引き上げ られる。15.5%は過去最高水準。

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