米モルガンS:12-2月期42%減益も予想上回る-株価1.4%高(3)

米証券大手のモルガン・スタンレーが 19日発表した2007年12月-2008年2月(第1四半期)決算は、利益がア ナリスト予想を上回った。過去最高を記録した株式セールス・トレーディング 収入が貢献した。

発表資料によると純利益は前年同期比42%減の15億5000万ドル(1 株当たり1.45ドル)。前年同期は26億7000万ドル(同2.51ドル)だっ た。ブルームバーグがまとめたアナリスト17人の予想平均は1株当たり利益

1.01ドルだった。

19日のニューヨーク株式市場でモルガン・スタンレーの株価は前日比59 セント(1.4%)高の43.45ドルで終えた。一時は47.07ドルまで買い進ま れた。

グライムズ(マサチューセッツ州ウエストボロー)のファンドマネジャー、 ベン・ウォレス氏は「証券会社への業績期待はかなり低く、特にベアー・スタ ーンズのニュースが伝えられた以降は特に期待が薄れていた」と語った。

株式セールス・トレーディング収入は33億ドルだった。

12-2月期の総収入は17%減の83億ドル。株主資本利益率は19.7%と 前年同期の30.9%から大きく低下した。

債券セールス・トレーディング部門の収入は15%減少して29億ドル。 サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場やレバレッジドローン の崩壊に絡む資産評価損として計23億ドルを計上したのが影響したが、依然 として過去2番目の高水準だった。

投資銀行部門の収入は10%減の11億ドル。ただ企業買収の助言料収入 は19%増加した。グローバル資産運用部門の収入は6%増加して16億ドルだ った。

ジョン・マック最高経営責任者(CEO)は、「当社の多くの事業部門は この先数カ月間は続くと思われる厳しい市場環境に直面しているが、混乱のな かを当社が切り抜けている事実には満足している」と語った。

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