東芝:今期純利益31%下方修正で減益-メモリー下落と「HD」撤退(3)

半導体国内最大手の東芝は19日、今期 (2008年3月期)の連結業績予想の下方修正を発表した。純利益は従来予想を 31%減額して1250億円とした。主要製品であるメモリー価格下落や、次世代 DVD「HD-DVD」撤退損失計上が理由としている。

純利益は前期比9.0%減と減益に転じる。売上高予想は1.3%減額して7 兆7000億円(前期比8.2%増)とした。営業利益は21%下方修正して2300億 円で、前期比では11%減。

稼ぎ頭の半導体事業の営業利益予想は850億円と従来の1500億円から大 幅に減額した。会見した村岡富美雄専務は、携帯音楽プレーヤーや携帯電話な どの記録媒体向けに使われるNAND型フラッシュメモリー価格の今期の下落 幅が、従来予想よりも10%下振れして50%になると語った。

今期末で事業を打ち切るHD-DVD事業の営業損益は650億円の赤字で、 前期の340億円から拡大。営業外でも事業撤退費用として450億円が発生する。 この結果、税引き前ベースでの同事業の今期の赤字見通しは従来の500億円か ら1100億円へ拡大する。村岡専務は05年度からの同事業の損失額が計1650 億円にのぼることも明らかにした。

今期の期末配当は6円とする。年間配当は12円となり、前期からは1円 の増配。東芝株の19日終値は前日比22円(3.3%)高の690円。

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