アジアの銀行は年央までに回復の可能性も-フィッチのマーシャル氏

格付け会社フィッチ・レーティングスのマ ネジンディレクター、デービッド・マーシャル氏は19日、アジアの銀行がサブ プライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連投資で必要とされる評 価損の大半をすでに計上し終えた可能性があると指摘した。このため、同地域 の銀行業界は今年半ばまでに回復し始める可能性があるという。

マーシャル氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、アジア の銀行について「2007年中に大方の打撃を受けた可能性が高い」と指摘。「今年 半ばまでには最悪の評価損の計上を完了する公算が大きく、今年後半にはおそ らく状況が好転するはずだ」と語った。

昨年4-12月に邦銀が計上したサブプライム関連の損失は計6000億円。一 方、世界の主要金融機関が昨年初め以降に計上した住宅ローン関連の損失や評 価損は計1950億ドル(約19兆4000億円)に上っている。マーシャル氏による と、中国の銀行にとって、より大きな問題は景気過熱とインフレ加速だという。

中国の温家宝首相は18日、11年ぶりの高い伸びとなったインフレを抑制す るため、「強力な」措置を講じるとの方針を示した。

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