モルガンS:12-2月は57%減益か、流動性では安心感も-きょう発表

米証券大手のモルガン・スタンレーが19日 発表する2007年12月-08年2月(第1四半期)決算は、前年同期比で57%減 益となったもようだ。また、手元資金の豊富さも示される見込みで、18日に決 算発表した同業の米ゴールマン・サックス・グループとリーマン・ブラザーズに 続き、市場に安心感をもたらしそうだ。

同業のベアー・スターンズは先週、ニューヨーク連銀などから緊急支援を受 けた後、時価総額を大きく下回る金額で米銀JPモルガン・チェースに買収され ており、モルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責任者(CEO)には 短期資金調達に関する質問が向けられそうだ。

18日の米金融当局の追加利下げ決定と、ゴールドマンとリーマンの資金状 況に関するコメントをきっかけに、同日の米株式市場で金融株は過去7年間で最 大の上げとなった。

アージェント・キャピタル・マネジメントのシニア・ポートフォリオ・マネ ジャー、ケネス・クローフォード氏はモルガン・スタンレーの決算について、 「投資家が注目するのは流動性になるだろう」と予想。「米金融当局はまさに証 券会社を助けているのであり、これが米経済の助けにもなるはずだ」と指摘した。

18日のモルガン・スタンレーの株価終値は前日比6.48ドル(17.8%)高の

42.86ドルと、過去10年余りで最大の上昇となった。ただ昨年は21%下落し、 今年も年初来では19.3%安となっている。

当局への提出資料によれば、昨年11月30日時点でモルガン・スタンレーは、 いわゆる流動性準備を1180億ドル(約11兆6700億円)保有。流動性準備は、 銀行の現金預金と、担保として用いることが可能な高格付けの証券を含む。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト17人の予想平均によれば、 モルガン・スタンレーの第1四半期純利益は11億5000万ドル(1株当たり

1.01ドル)と、前年同期の26億7000万ドル(同2.51ドル)から減少が見込ま れる。1株当たり純利益の予想範囲は0.64ドル-1.45ドル。

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