米民主党のオバマ氏、牧師の問題発言を批判-絶縁の可能性は否定

米民主党のバラク・オバマ上院議員は18 日、米国民の見解を「著しくゆがめるもの」だとして、同氏が通う教会の牧師 の人種に関する問題発言を批判した。一方でこの牧師と絶縁する考えがないこ とを明らかにした。

オバマ氏はフィラデルフィアで演説し、ジェレミア・ライト牧師のコメン トは「単に間違えだっただけではなく、あつれきを招くものだった」と指摘。 その上でコメントは、同師の全人格や米国の人種問題の歴史と複雑さを反映し たものでもないとの考えを示した。

オバマ氏は「黒人社会と絶縁できないのと同じように、ライト師も絶縁す ることはできない」と言明。「同師を絶縁できないのは、わたしを育ててくれ た白人の祖母を絶縁できないのと同じだ」と述べた。オバマ陣営はこの演説を 人種に関する重要な演説と位置付けている。

黒人初の大統領就任を目指すオバマ氏は、ヒラリー・クリントン上院議員 と民主党候補の指名を争っている。オバマ氏は一部の州で白人有権者の過半数 の支持を得た一方、最近の予備選の出口調査によると、人種が多岐にわたって いる州ではクリントン氏が引き続き優位に立っている。

クリントン氏は、オバマ氏の演説を見なかったとしながらも「オバマ氏が そうした演説を行ったことは非常にうれしい」と言明。人種と性別は「米国史 上ずっと複雑な問題になっている。この予備選キャンペーンでも複雑な問題だ」 と述べた。

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