グローバル住販株がジャスダック上場、売り気配切り下げ-不動産開発

不動産事業を手がけるグローバル住販が19 日、ジャスダック市場に新規株式公開(IPO)した。午前9時53分現在、公 募価格の10万8000円を1万5000円下回る9万3000円で差し引き255株の売 り気配。足元の業績は好調に推移しているが、地価や建築コストの上昇が今後 の収益を圧迫するとの懸念が強く、売りが優勢となっている。

コスモ証券・エクイティ部情報課の東健一・担当部長は、不動産物件の価 格が高止まりして消費者が手を出しにくい状況にあると指摘。それでも販売中 の物件は土地が上昇していた局面で仕入れたうえ、建築コストも上昇傾向にあ るため、不動産会社は値下げに踏み切れず、「厳しい収益環境が長引きそうだ」 と話す。

この日はIPOが3銘柄あるが、「収益環境が厳しい不動産株に目が向き にくい」(東氏)ことも、売りに押される展開につながったようだ。同社の公 募価格はブックビルディングの仮条件である10万8000-12万8000円の下限で 決定しており、もともと注目度は低いようだ。

グローバル住販は首都圏で分譲マンションの開発・販売を手がける。中古 のビルやマンションを取得し、リニューアルして資産価値を向上させ、投資家 やファンドに売却する事業も手がける。マンションは30-50戸の物件が中心。 単身者向けの1LDKから、DINKS(共働きで子供のいない夫婦)、ファ ミリー向けの4LDKまでと幅広い。

今期(2008年6月期)の連結純利益は前期と比べ倍増の7億2500万円。地 価上昇の影響で不動産開発を手控えたものの、不動産ソリューション事業が収 益をけん引する。永嶋秀和社長は、「分譲事業は90%以上販売が終了した。ソ リューション事業については、売上高見込み116億円に対し、113億円の引渡し が終了した」と語り、業績の達成はほぼ問題ないことを強調した

上場に際して3000株の公募と1700株の売り出し(オーバーアロットメン トを含む)実施。主幹事はみずほインベスターズ証券。上場で得られる資金は 3億円程度で、不動産物件開発などの事業資金に充てる方針だ。

--共同取材:柿崎元子、Editor:Makiko Asai

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