中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値更新-預金準備率引き上げで

中国の外国為替取引では19日、人民元が ドルに対し上昇し、2005年7月のペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新し た。中国人民銀行が今年2回目の市中銀行向け預金準備率引き上げを発表した ことを受け、中国がインフレ対策を加速しているとの見方が強まった。

中国当局が11年ぶりの高水準に達したインフレ率の抑制に取り組むなか、 人民元は年初来で3.2%高となっている。人民銀の18日の声明によれば、預 金準備率は15%から15.5%に引き上げられ、過去最高水準となる。

DBSグループ・ホールディングスの為替ストラテジスト(シンガポール 在勤)、フィリップ・ウィー氏は「預金準備率引き上げは、インフレとの戦い で中国が直面している課題を反映している」と指摘。「今年も引き続き人民元 の上昇ペースは加速する」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時45分(日本時間同10時45分)現在、前日比0.22%高の1ドル=

7.0663元と、今月最大の上昇率となっている。ペッグ制廃止後では17%値上 がり。ウィー氏は、今年末の人民元見通しを同6.5元と、これまでの同6.7 元から上方修正した。

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