ビリングの初値は公開比57%高、決済サービス-マザーズ上場(3)

ビリングシステムが19日、東証マザーズ市 場に新規株式公開(IPO)した。午前10時41分ごろに取引が成立し、初値は 公開価格(13万円)比57%高の20万4000円となった。類似企業と比較して公 開価格に割安感あるうえ、個人投資家に人気の高いネット関連銘柄であることな どから、買いが優勢となった。午前終値は18万6000円。

丸和証券調査情報部の大谷正之次長によると、「きょうの市場環境が良いと ころに、個人投資家が注目する業態であるため、資金が向かいやすい」という。

同社はASP(ソフトの期間貸し)による決済サービスを手掛ける。企業の 財務活動における資金の回収や支払い、資金繰り業務の効率化を支援。主な取引 先は財団法人日本サッカー協会、T・ZONEリサーチなど。

約1500行と提携、ハブ

同社の江田敏彦社長は、「約1500行の金融機関とすでに提携しており、同 社がハブとなり、さまざまな金融機関の資金を移動することができる点が特徴。 企業は、必要な情報を同社に送るだけで回収や支払いなどに関するサービスを利 用できる」と話した。

今期(2008年12月期)の単独業績予想は、売上高が前期比61%増の10億 1300万円、経常利益が同2倍の2億400万円、当期純利益は同2倍の2億300 万円の見通し。1株当たり当期純利益は1万3749円22銭。

公開株式数は2300株(うちオーバーアロットメントによる売り出しは300 株)で、市場からの資金吸収額は2億9900万円と小粒。公開価格の今期予想P ERは9.5倍と、類似企業とみられるGMOペイメントゲートウェイ(17.7 倍)、ウェルネット(19.4倍)を下回る。

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