ECBノワイエ氏:賃金上昇は生産性の伸びと整合、2次的影響回避へ

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバ ー、ノワイエ仏中銀総裁は19日、賃金上昇率が生産性の伸びを上回っていない ため、ユーロ圏経済が2次的影響を回避するのに役立っているとの認識を示した。

同総裁はパリでの会議で、2次的影響のリスクに言及し「現時点では何も実 現化していない」と述べた。「給与は生産性の伸びと引き続き一致しており、例 を挙げればフランスの昨年10-12月(第4四半期)の標準賃金上昇率は0.3% だった」と指摘した。

ノワイエ総裁はまた、ECBのインフレ減速見通しにはリスクがあるとし、 「食料品や商品価格へのさらなる衝撃を排除することはできない」との見解を示 した。中国人民元相場の上昇が輸入価格を押し上げているとも指摘した。

同総裁はさらに、「ECBはインフレ期待を物価安定水準につなぎとめよう と取り組んでおり、その成果は金融市場で現在観察することができる。こうした 取り組みは完全に正当化されている」と語った。

その上で、「金融政策決定の余地は、金融・銀行システムの状況、ならびに 景気減速リスク次第で限定される可能性がある」と付け加えた。

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