諮問会議:最先端医療の「スーパー特区」の創設へ-成長力の強化策

政府の経済財政諮問会議(議長:福田康夫首 相)は18日、日本の国際競争力の強化につながる革新的な技術の研究開発を促進 するため、省庁横断的な予算の重点配分を行い、規制も緩和する「革新的技術特 区」(スーパー特区)の創設を検討していく方針を決めた。大田弘子経済財政政 策担当相が会議後の会見で明らかにした。

同構想は、諮問会議の民間議員が同日の会議で提言。スーパー特区の第一弾 として、最先端の再生医療やバイオ医薬品・医療機器の開発を目指す「先端医療 開発特区」の早期導入を訴えた。さらに、新薬の開発などを促進するため昨年発 足した厚生労働省、文部科学省、経済産業省からなる「革新的創薬のための官民 対話」会議に、内閣府を加えた体制とし、省庁別の予算を統合した形で研究資金 の重点配分をすべきとしている。

こうした提言に対し、臨時議員として参加した舛添要一厚労相、渡海紀三朗 文科相、甘利明経産相は賛意を示し、福田首相も同構想を4月初旬に取りまとめ る成長力強化の早期実施策に盛り込むよう指示した。

政府が2003年に導入した構造改革特区は、規制緩和や地域活性化に主眼を置 き、自治体からの申請に基づき国が指定していた。スーパー特区では、技術開発 の支援に焦点を当て、産官学が連携して支援する。また国がテーマを戦略的に設 定し、コンペ方式で選抜する。さらに従来の特区は予算措置を伴わなかったが、 スーパー特区では、予算の重点配分を行うことなどが特徴。

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