中国:インフレ抑制目指し「適切で強力な」措置講じる方針-温首相

中国の温家宝首相は18日、11年ぶりの高い 伸びとなったインフレを抑制するため、「強力な」措置を講じるとの方針を示し た。金融市場の混乱が世界の経済成長を脅かしているものの、国内の景気過熱と 物価上昇が依然として中国の最大の懸念事項であることが示唆された。

温首相は北京で記者会見し、今年のインフレ率4.8%の目標を達成するのは 「難しい」との認識を示し、中国は「適切で強力な」措置によってインフレに立 ち向かうと語った。

温首相の発言を受け、米国のリセッション(景気後退)入りが懸念されるな か中国経済が減速するとの見方が強まり、アジアの株式相場は下落。中国人民銀 行の周小川総裁は同日、利上げや預金準備率の引き上げの余地があると述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後1時37分現在、前日比0.1%安 となっている。中国のCSI300指数は現地時間午前11時半(日本時間午後零 時半)現在、3%安。

温首相は「われわれは経済成長とインフレの均衡点を見つける必要がある」 と指摘。昨年末以来の急速な物価上昇の結果、低所得の家庭は「非常に困難な状 況」にあり、物価問題が中国国民の「最大の懸念だ」と強調した。

2月の中国の消費者物価指数は前年同月比8.7%上昇となった。食料品の値 上がりと約半世紀ぶりの大雪の影響で供給が止まったことが影響した。07年の 経済成長率は11.4%と、過去13年間で最高となった。

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