日本株は輸出や銀行中心に反発、米利下げ観測や円高一服-鉄鋼も堅調

朝方の東京株式相場は反発。米国での大 幅利下げ観測から景気の先行きに対する過度の警戒が後退している上、急激な 円高進行の一服も支援材料となっている。輸出関連株中心に下値での買いが先 行し、トヨタ自動車やソニーが高く、新日本製鉄や東京製鐵などの鉄鋼株、コ マツなどの機械株も堅調。

日興コーディアル証券の大西史一シニアストラテジストは、「17日の米ダ ウ工業株30種平均がプラスを維持し、まずはひと安心」と指摘。米時間18日 に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中、「市場は1%以上の 利下げを織り込みに行っており、その期待に添えるかがポイント」(大西氏) という。

午前9時19分時点の日経平均株価は前日比189円90銭(1.6%)高の1 万1977円41銭、TOPIXは15.15ポイント(1.3%)高の1164.80。東証1 部の売買高は概算で2億4147万株。値上がり銘柄数は1008、値下がり銘柄数 は511。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が30、値下がり業種が 3。銀行、電気機器、陸運、保険、鉄鋼、輸送用機器が高い。半面、商品市況 の下落を受けて、非鉄金属や鉱業、卸売が安い。

大幅利下げ期待

17日の米国株市場は高安まちまちで、大きな波乱とはならなかった。米連 邦準備制度理事会(FRB)の誘導目標であるフェデラル・ファンド(FF) 金利を予想するFF金利先物動向によると、17日時点で1%の利下げを78% 織り込んだ水準にある。1日前は同52%。三菱UFJ証券ニューヨークの和田 康志バイスプレジデントによると、「FOMCに対する期待感が株価を後押し した」という。

東製鉄が大幅高、ガリバー安い

個別に材料が出た銘柄では、大幅な製品値上げを発表した東京製鉄が大幅 高。インドの製鉄・発電グループと石炭輸送契約を結んだ川崎汽船、発行済株 式総数の5.08%に相当する自社株買いを実施すると発表したマツモトキヨシホ ールディングスも高い。

半面、前期業績が従来予想を下回ったようだと発表したガリバーインター ナショナルが安い。ゴールドマン・サックス証券が格下げしたユニ・チャーム は大幅安。

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