カナダ国債:上昇、米の公定歩合引き下げで-カナダ・ドルは下落

カナダ国債相場は上昇し、2年債の利回り は4年ぶり低水準となった。カナダ・ドルは3週間ぶり安値に下落。信用損失 拡大の兆しのなか、米金融当局が公定歩合の緊急引き下げを実施したことが材 料となった。

米金融当局が週末、公定歩合を0.25ポイント引き下げ3.25%としたこと を受け、国債への資金逃避が活発となった。米経済をリセッション(景気後退) に陥れた可能性の高い7カ月におよぶ信用収縮への新たな対応策として、今回 の措置が取られた。これを受け、カナダでの追加利下げ観測が浮上した。

TDセキュリティーズのチーフエコノミスト兼金利ストラテジスト、エリ ック・ラッセルズ氏(トロント在勤)は、「市場はパニック状態にある」と指摘。 「米金融当局は投資家の信頼回復のために必要なあらゆる措置を取るだろう。 カナダの国債相場は完全に今回の相場上昇の流れにあずかっている」と述べた。

トロント時間午後5時(日本時間18日午前6時)現在、カナダ2年物国債 (表面利率4.25%、2009年12月償還)の利回りは13ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.3%と、2004年3月以来の低水準となった。 価格は21セント上げて、103.23カナダ・ドル。10年物国債(表面利率4%、 2017年6月償還)の利回りは8bp低下の3.4%と、1989年にブルームバー グ・ニュースがデータ取得を開始して以来の低水準付近。価格は64セント上昇 の104.69カナダ・ドル。

カナダ・ドルは前週末比0.9%安の1米ドル=0.9979カナダ・ドル(1カ ナダ・ドル=1.0021米ドル)。14日は同0.9893カナダ・ドルだった。一時は 同1.0014カナダ・ドルと、2月22日以来の安値を付けた。

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