米ベアーSの上位2株主、計20億ドルの損失-身売り価格2ドルで

米証券大手ベアー・スターンズの株主2位 の資産家ジョゼフ・ルイス氏は、米銀3位JPモルガン・チェースがベアーを 1株当たり2ドルで買収することで合意したことで、保有するベアー株に関連 し、11億6000万ドル(約1125億円)相当の損失を被った。同氏は昨年、ベ アー株9.4%を取得していた。

米証券取引委員会(SEC)に昨年提出された資料によれば、ルイス氏は 取得した1100万株について、1株当たり平均で約107ドルを支払った。それ 以来、株価は98%下落している。昨年末時点でベアーの筆頭株主は投資会社の バロー・ハンレー・ミューヒニー・アンド・ストラウスで、9.7%の保有株から 9億9100万ドル相当の価値が失われた。

JPモルガンは16日、約2億4000万ドルでベアーを買収すると発表。ベ アーは先週、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン証券の保有に 絡む損失を受け、顧客が資金を引き揚げ、資金繰りが悪化していた。2007年 11月期の期末である昨年11月30日時点の同社の時価総額は136億ドルだっ た。

ルイス氏は広報担当者を通じ、コメントを控えるとしている。今回の損失 は、米経済誌フォーブズが07年の調査で推定した同氏の総資産額25億ドルの 半分近くに当たる。バロー・ハンレーのジェームズ・バロー社長は、16日のダ ラス本社への電話に対し、今のところ回答していない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE