堀場製社長:13年までに売上高2000億円目指す-医療用で4分1確保へ

分析機器大手、堀場製作所は、来年にも公 表する2013年までの新中期計画で売上高2000億円を目指す。安定成長が見込め る医療用システム機器部門の強化などを通じ、5年間で全社売上高を今期予想比 で38%増加させる計画だ。堀場厚社長が17日放映のブルームバーグテレビジョ ンのインタビューで語った。

インタビューは11日に収録した。堀場社長は売上高について「2000億円を どれくらいの期間で達成できるかがポイント。もちろん5年以内に達成したいと いうのは気持ちの中である」と述べた。前期(07年12月期)の売上高は1443 億円だった。また前期は全売上高に占める医療用の割合は18%だったが、次期 中計では25%程度まで引き上げる。前期約5%の医療用の営業利益率も「20% を狙える事業分野」として、新分野への進出を目指す考えを示した。

同社は、自動車計測、分析、医療用、半導体の各システム機器部門で事業展 開している。前期は、市場変動を反映しやすい自動車と半導体が好調で、10年 12月期までの目標である営業利益155億円、営業利益率10%以上を前倒しで達 成した。しかし今期(08年12月期)は半導体部門の収益悪化や円高などで一転、 減益を見込んでいる。

今期4割の減益を予想している半導体部門について堀場社長は、「マーケッ トそのものがシュリンク(縮小)している。顧客から、価格に対するシビアな要 求がある」といい、原価低減で対応すると述べた。今期の全社営業利益率10% 確保については「半導体があまり厳しい状況になればその影響は受けざるを得な いが、今のところ自動車その他ががんばっているので対応できる」と語った。

企業の買収・合併(M&A)の役割について堀場社長は、「新しい技術、新 しいマーケットを確保する」手段と位置付けている。分析システム機器では、原 理は同じでも新技術でより高性能、より安価に作ることもできると指摘し、こう した分野を吸収する買収を心掛けたいと語った。

堀場製作所の株価は前週末比120円(3.7%)安の3150円(午後1時7分現 在)。

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