米、公定歩合を0.25%引き下げ-Pディーラーの借り入れ可能に(3)

米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、 公定歩合を0.25ポイント引き下げ3.25%にするとともに、プライマリーディー ラー(米政府証券公認ディーラー)による公定歩合での借り入れを認める措置 を発表した。

発表は、17日の東京証券取引所の取引開始前だった。FRBはまた、JP モルガン・チェースのベアー・スターンズ買収計画に関連した資金融通の取り 決めを承認した。

バーナンキFRB議長は、金融市場の緊張が市場の大規模なメルトダウン につながるのを阻止する努力を強化している。FRBは先週、ベアー・スター ンズへの緊急融資枠を設定し、1960年代以来初めて銀行以外に対する支援を実 施。最大2000億ドル相当の米国債を貸与する資金供給計画も発表した。

三菱東京UFJ銀行のシニア金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「F RBは断固たる行動を取る必要があった。わたしはFRBがそうしたと信じて いる」と述べた。今回の措置が目指しているのは「信頼感の危機」の緩和だと の見方を示した。

発表後のアジア市場では、ドルの対円相場が12年ぶりの安値に下落。米国 債相場は大幅に上昇した。東京時間午前9時35分現在、日経平均株価は前週末 比3.1%安。

プライマリーディーラーは17日から少なくとも半年間、新たな貸し出し措 置に基づき、公定歩合での借り入れが可能になる。FRBは担保として「幅広 い」投資適格級の証券を受け入れる。

バーナンキFRB議長は、発表後の記者団との電話会議で「今回の措置は、 これまでより確かな資金調達手段を金融機関に提供することになる」との見解 を示した。

投資家は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が18日にFF金利の誘導目 標を最大1ポイント引き下げ2%にすると予想している。予想通りなら、利下 げ幅は、約20年前にFF金利が金融政策の主な運用手段となって以降最大だっ た1月22日(0.75ポイント)を上回る。

FRBは発表文で今回の措置について「市場の流動性を高め、市場の秩序 ある機能を促すためのものだ」と説明。「経済成長の促進には、流動性があり、 良好に機能する市場が不可欠だ」と指摘した。

-- Editor: Chris Wellisz, Daniel Moss

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Scott Lanman in Washington at +1-202-624-1934 or slanman@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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