日豪の社債保有リスクが過去最高に上昇-ベアー・スターンズ買収で

クレジット・デフォルトスワップ(CD S)市場では17日、オーストラリアと日本の社債の保証コストが過去最高に上 昇した。16日に米銀大手JPモルガン・チェースが米証券大手ベアー・スター ンズ買収で合意したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が公定歩合を引き 下げたことに反応した。

モルガン・スタンレーによると、投資適格級指数の日本企業50社の社債を 基にしたマークイットiTraxx日本シリーズ8指数のCDSスプレッドは、 日本時間午前9時20分現在、26ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上 昇の237bp。一方シティグループによれば、マークイットiTraxxオース トラリアシリーズ8指数は、26bp上昇の225bp。両指数とも、2004年の導入 以来最高となった。CDSスプレッドの上昇は信用の質が悪化したとの認識を示 す。

BNPパリバのクレジットスペシャリスト、古阪ペギー氏(東京在勤)は、 ベアー・スターンズ救済を受け、苦境に陥っている他の機関についての観測が高 まる可能性があると指摘した。また「これは雪玉で、どんどん大きくなり続け る」と述べ、日本指数のCDSスプレッドについては、「数週間のうちに」300 bpにまで上昇する可能性があるとの見方を示した。CDSスプレッド1bpは 債務1000万ドルに対する保証料1000ドルを意味する。

バークレイズ・キャピタルによれば、日本を除く20の高リスク・高利回り 債券の発行体で構成するマークイットiTraxxアジア(日本除く)指数は香 港市場で、47bp上昇の645bpと、こちらも過去最高となった。

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