額賀財務相:為替は過度の動きの感じ、懸念している-円高進行で(2)

額賀福志郎財務相は17日午前、東京外国 為替市場で円が対ドルで約12年7カ月ぶりに1ドル=96円台に突入した後、 省内で記者団に対し、「最近の為替の動きは過度の動きという感じを持ってお り、懸念している」とした上で、「為替動向を大きな関心を持って見ている」 と述べた。政府の今後の対応策については「今、具体的にそこまで考えていな い」と述べるにとどめた。

また、財務相は「ブッシュ米大統領やポールソン米財務長官は、強いドル を目指すと言っている」とし、米国が引き続き「強いドル政策」を維持してい るとの認識をあらためて示した。

額賀財務相は同日午後、福田康夫首相を官邸に訪ね、為替の動向について 報告。その後、官邸で記者団に対し、「今後、欧州、米国と連携し、相場の動 向についてよく見ていきたい」と述べた。

さらに、財務相は日銀総裁人事についても触れ、福田首相とは「そういっ たことは話し合わなかった」と説明。その上で、「こういうときに、中央銀行 総裁の人事を政争に巻き込むことは好ましくない。日銀総裁人事については与 野党間で国家的視点に立ち、合意をしていただきたい。それが国家の利益にな るし、世界経済の安定につながる」と述べ、早急に決着をつけるよう求めた。

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