欧州株(14日):続落、週間で3週連続安-ベアーS支援で銀行株安い

欧州株式相場は下落。米証券大手ベアー・ス ターンズが米銀JPモルガン・チェースとニューヨーク連銀からの緊急資金受け 入れを余儀なくされたことを受け、信用問題の最悪期は過ぎていないとの懸念が 高まった。週間ベースでは3週連続安となった。

スイスの大手銀、UBSは1カ月ぶりの大幅安。ドイツ銀行やHSBCホー ルディングスも下落した。ベアー・スターンズの流動性が「大幅に悪化した」こ との発表がきっかけだった。テスコを中心に英小売会社も安い。ゴールドマン・ サックス・グループがスタグフレーション(景気減速下の物価上昇)懸念を理由 に、テスコの投資判断を引き下げたことが嫌気された。

ダウ欧州株価指数は前日比3.11ポイント(1%)安の304.15で終了。週間 ベースでは1.2%安となった。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロ ーン問題に端を発する業績悪化への懸念から、年初来では17%下げている。

テオドール・ジリセン・バンキアス(アムステルダム)のポートフォリオ管 理責任者、フェリックス・ランターズ氏は「これからも混乱は深まるだろう」と 述べ、「本格的な打撃が表面化するとの懸念が広がっている。ベアー・スターン ズは限界に近いようだ」と指摘した。

14日の西欧市場では、18市場のうち15市場で株価指数が下落した。ダウ欧 州50種株価指数は1.3%低下、ダウ・ユーロ50種株価指数は0.9%下げた。

銀行株

UBSは7.4%下落。ドイツ銀行は1.8%安。同業で英最大手のHBSCは

1.9%下げた。

英小売り大手のテスコは3.4%安、ウィリアム・モリソン・スーパーマーケ ッツは3.9%安となった。ゴールドマン・サックスはテスコの投資判断を「中 立」から「売り」、モリソンを「買い」から「中立」にそれぞれ引き下げた。

スイスの時計メーカー、スウォッチ・グループは5.5%安。同社が発表した 2007年7-12月(下期)利益は3年ぶりの低い伸び率となった。日本での販売 が低調だったのに加え、生産遅延が影響した。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比60.7ポイント(1.1%)安の5631.7。FTオール シェア指数は同30.48ポイント(1.1%)下げて2886.17。

ドイツのDAX指数は同48.66ポイント(0.8%)安の6451.90。HDAX 指数は21.56ポイント(0.7%)低下し3302.87。

フランスのCAC40指数は同38.04ポイント(0.8%)下げ4592.15で終了 した。

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