米住宅差し押さえ、2月は前年比60%増-金利切り替えや価格下落で

住宅差し押さえに関するデータを販売する 米リアルティトラックが13日に発表したデータによると、2月の米住宅差し押 さえ申請は前年同月比60%増え、銀行が担保権を実行し差し押さえた物件数は 2倍余りに増えた。変動金利型住宅ローン(ARM)の金利が切り上がる一方で、 住宅価格下落のなか売却や借り換えも困難なことが背景。

リアルティトラックによると、デフォルト(債務不履行)のいずれかの段階 にある物件数は全米で22万3000件。これは557件に1件の割合となる。差し 押さえ率はネバダ、カリフォルニア、フロリダの各州で高かった。差し押さえの 前年比増加はこれで2年2カ月連続

リアルティの執行副社長、リック・シャーガ氏はインタビューで「悪循環 だ」として、「住宅価格下落と金利切り替え増と時を同じくして、銀行は貸し渋 りに入っている。今新たに住宅を買おうとする人ですら、住宅ローンを受けるの が難しい状態だ」と述べた。

シティグループのアナリストらによれば、今年は約4600億ドル(約46兆 円)、2011年にはさらに4200億ドルのARMの金利が切り替わる。シャーガ氏 は、差し押さえ申請が5、6月に「爆発的に増える」との見通しを示した。

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