【個別銘柄】アマダ、ノーリツ鋼、ツムラ、石油関連株、東芝、新生銀

13日午前の日本株市場における主な材料 銘柄の動きは次の通り。

アマダ(6113):午前終値は前日比4.1%高の715円と3日続伸。新興国 の鉄板加工需要が旺盛で、今期(2008年3月期)の受注は過去最高を更新す る見通し。来期は先進国需要が伸び悩むものの、新興国向けの拡大から受注は 今期計画比5%増が有力で、本業の業績好調を評価した買いが優勢となった。

ノーリツ鋼機(7744):主力の大証で8.5%安の1740円。CLSAアジ アパシフィック・マーケッツは12日、ヒューレッド・パッカードとの競合に よる米国事業の先行きを警戒して投資判断を「買い」から「売り」、目標株価 を2900円から1500円に引き下げた。

ツムラ(4540):2.5%高の2295円と反発。医療用漢方薬の需要拡大を受 けて足元の業績が好調に推移しており、年間配当予想を20円から23円に引き 上げた。株主還元姿勢が好感されたほか、医薬品株の中では最も安定成長が見 込めるディフェンシブ銘柄との評価も聞かれた。

国際石油開発帝石ホールディングス(1605)など原油関連銘柄:国際石油 開発は4.2%高の123万円、昭和シェル(5002)は3.3%高の1037円。12日の ニューヨーク原油先物相場は1バレル=110ドルを超えて過去最高値を更新し た。

東芝(6502):1.8%安の721円と3日ぶりに反落。13日付の日経新聞朝 刊は、次世代DVD(デジタル多用途ディスク)規格「HD-DVD」事業の 撤退を決めたことで500億円程度の新たな損失が発生し、関連事業の損失は計 1000億円になる公算と報じた。今期(08年3月期)の連結営業利益予想は従 来予想の2900億円から2500億円に下方修正される見通しという。

新生銀行(8303):5%安の401円。13日午前、東京・内幸町の本店ビ ルを売却すると発表した。米モルガン・スタンレー・グループに1180億円で 売却、売却益は660億円に上る。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン問題による収益の落ち込みを資産売却で埋める。

マルマエ(6264):2.7%安の32万円。一時は6.1%安の30万9000円まで 売られ、半月ぶりの低水準に落ち込んだ。同社は従来、部品のみを供給してき たが、一部メーカーから太陽電池製造装置の組み立ても行うよう依頼され、一 括受注した。監査法人が組立事業にかかる会計処理を変更するよう指摘したた め、12日付で今期(08年8月期)の業績予想を減額修正した。

エス・エム・エス(2175):東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO) した。午前は公開価格23万円を57%上回る36万2000円買い気配のまま終え た。市場からの資金吸収額が小さく、需給面に着目した買いが入ったようだ。

フルスピード(2159):一時3.5%高の147万円まで上昇。情報サイトの 価値を高めて売却する情報サイト販売が伸びたことなどが貢献し、08年1月 中間期の連結営業利益は大幅増益となった。下期業績も順調が見込まれ、成長 力を評価した買いがひとまず優勢となった。午前終値は1.4%安の140万円。

東京楽天地(8842):1.2%高の340円。70万株、3億円をそれぞれ上限 に自己株取得を決議した。発行済株式総数に対する割合は1.10%。取得期間 は13日から09年1月20日まで。また、同日発表となった2009年1月期の業 績予想は連結純利益が前期比8.4%増の15億円。

SANKYO(6417):一時は4%高の6010円。テレビCMを中心とし た積極的なプロモーション活動と、電飾を派手にした効果によって、パチンコ 機の販売が予想を上回っており、今期(08年3月期)業績予想を12日に上方 修正。ひとまず買いが先行したが、次第に戻りを待った売りに押された。午前 終値は2.4%安の5640円。

太平洋セメント(5233):2.4%高の216円。一時は3.8%安の203円ま で下げた。13日付の日経新聞朝刊は、今期(08年3月期)連結経常利益は前 期比38%減の420億円程度になる見通しと報じたことを受け、ひとまず売り が先行した。従来予想は同28%減の490億円。公共事業の減少で国内セメン ト需要が低迷したうえ、原燃料価格の高騰が響くという。

ユニー(8270):0.1%安の863円。一時は6.3%高の918円まで上げ、 大発会の1月4日以来、900円台を回復した。日経平均株価(225銘柄)の構 成銘柄に新規採用されることが11日に決まり、インデックスファンドなどパ ッシブ系資金からの組み入れ需要発生を見込んだ買いが続いた。もっとも07 年12月27日以来、投資家の中期的な平均売買コストである75日移動平均線 を上抜けたことから売りが徐々に優勢となった。

コミューチュア(1932):11%安の485円。立会外分売の実施を発表。予 定株数は30万株、予定期間は3月17日から25日まで。分売値段は分売実施 前日の終値を基準として決定する。東証1部の値下がり率2位。

東京製鉄(5423):3.3%高の1179円。UBS証券は12日、12カ月の投 資判断を「Neutral」に据え置きながら、業績のモメンタムが改善傾向にある として短期的な投資判断を新規「Buy」とした。

メイコー(6787):5.1%高の2665円。13日付の日経新聞朝刊は、中国 で先端基板を増産すると報じた。武漢市に現在建設中の新工場への投資額を上 積みし、世界全体の先端基板の生産能力を2倍強に高めるという。

ナルミヤ(3364):1.4%安の4万2400円。退店に伴う特別損失が生じた ため、前期(08年1月期)最終利益は従来予想比40%減の600万円になった ようだと発表した。

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