【個別銘柄】ユニー、Gウィル、東芝機、吉野家、オウケイW、高島

12日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

ユニー(8270):前日比13%高の864円でストップ高比例配分。11日に 日経平均株価(225銘柄)の構成銘柄に新規採用が決まり、インデックスファ ンドなどからの買い需要を期待した先回り的な買いが殺到した。市場の事前予 想ではヤマダ電機を挙げる声が多かっただけに、ユニーの採用はやや予想外と 受け止められた。ヤマダ電(9831)は3.5%安の8260円。

グッドウィル・グループ(4723):11%安の2万3400円とストップ安。 ストップ高で寄り付いた後、一気に売り込まれる荒い値動き。米投資会社のサ ーベラスとモルガン・スタンレーが200億円出資することが11日に発表され、 経営陣の後退も明らかになった。再建進展を見込んだ買い注文が昨日に続いて 優勢だったが、投資資金の逃げ足の速さも見せつけた。

東芝機械(6104):12%安の695円と大幅反落。国内自動車メーカーの設 備投資鈍化を背景に大型の射出成形機の受注が伸び悩んでおり、今期(08年 3月期)連結業績予想を下方修正した。市場では会社計画を上回る業績を期待 する向きが多かっただけに、失望売りを誘った。東証1部の下落率1位。

オウケイウェイヴ(3808):12%高の3万7000円でストップ高買い気配 のまま終了。ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフトが同社のQ&Aサイ トの将来性を評価して資本業務提携を締結したため、利用者の拡充や新サービ スの展開などが期待された。

高島(8007):8.5%安の150円。午後に下落幅を拡大。建築資材を取り 巻く環境の悪化に加え、取引先の経営破たんで債権の回収懸念から貸倒引当金 を計上することも重なり、今期(08年3月期)の連結営業損益は赤字に転落 する見通しとこの日午後に発表。配当も無配となり、売り圧力が強まった。

吉野家ホールディングス(9861):3%高の17万3000円。一時4.8%高 の17万6000円まで上昇し、取引時間中としては昨年3月7日の6.2%以来、 約1年ぶりの上昇率を記録した。牛丼店「吉野家」の全店舗で、牛丼の24時 間販売を再開すると12日付の日経新聞朝刊で報じられ、集客力の高い牛丼の 完全復活を通じ、今後の収益が拡大するとの期待が高まった。

トヨタ自動車(7203)など自動車株:トヨタは1.9%高の5410円、ホン ダ(7267)は1.9%高の3070円、日産自動車(7201)は1.1%高の894円。米 欧中央銀行が連携して短期金融市場に大量の資金供給を行うことを表明し、信 用収縮や景気への不安感が後退した。外国為替市場ではリスク選好の動きから 高金利通貨買い、円安傾向となり、これまでの急速な円高進行による業績悪化 懸念が和らいだ。ただ、トヨタは始値がこの日高値の「寄り付き天井」。

アマノ(6436):1.9%高の1102円と反発。英投資ファンドのシルチェス ター・インターナショナル・インベスターズが発行済み株式の5%超を取得し ていることが分かった。同ファンドは会社側に資本政策の変更を要求する可能 性を示唆しており、株主還元策の積極化が期待されたほか、ニッチな技術力、 1株純資産(BPS)を下回る割安な時価水準を見直す動きが出た。

菱洋エレクトロ(8068):6.8%安の941円。半導体メモリーの需要減少 や価格下落を背景として、今期(09年1月期)業績は大幅な減益となる見通 しを発表した。

CHOYA(3592):終値は100円で、前回売買が成立した7日に比べる と19円(16%)安。同社株の59.42%を保有する親会社の日清紡(3105)が 今年7月1日にも株式交換で同社を完全子会社化することが11日明らかにな った。6月25日に予定される上場廃止を前に、同社株を保有してきた個人株 主などから換金売りが出たほか、理論株価の98円が意識された。

乃村工芸社(9716):2.2%高の333円。金融機関などの店舗改装需要が 伸び、前期(08年2月期)の連結営業利益が過去最高を更新したもようだと 11日に発表した。足元の収益環境が良好なことから、今期も業績は順調に推 移するとの安心感が広がった。

KDDI(9433):3.7%高の62万3000円。12日付の日経新聞朝刊によ ると、2010年までに英仏シンガポールの3カ国で企業などの情報システムの 運用・保守を受託するデータセンターを新設する。合計300億円を投じて高性 能コンピューターなどを整備、海外進出している金融・製造など日系企業の情 報処理や国際データ通信を一括して請け負うという。

DCM JAPANホールディングス(3050):2.9%安の471円。原油価 格の高騰で原材料費が増加、ガソリン・灯油などの値上げで消費マインドが落 ちたとして、前期(08年2月期)の連結業績予想を減額修正した。営業利益 は155億円にとどまったもようで、前回予想の158億円から1.9%の下振れ。

TDCソフトウェアエンジニアリング(4687):5.3%高の716円。プロ ジェクト管理を徹底、生産性を高める社内の取り組みも奏功し、今期(08年 3月期)の純利益は前期比93%増の3億7000万円となる見込み。前回予想は 3億円だったため、7000万円(23%)の上振れとなる。

フォーバルテレコム(9445):11%安の2万6820円。新規開拓や販売代 理店へのインセンティブ支払いなどでコスト負担が増加、今期(08年3月 期)の連結純利益は前期比81%減の1億9000万円にとどまる見込み。前回予 想は5億円だったため、62%の減額修正。業績悪化を受けて期末配当を500円 に減額、年間配当は1500円と当初想定(2000円)より500円少なくする。

イハラケミカル工業(4989):4.9%高の238円。資本効率の向上などを 目的に、発行済み株式総数の2.17%に相当する100万株を上限に自己株式の 取得を行うことを決議した。一方、原材料価格の高騰や減価償却費の増加など で営業利益率が低下、07年11月-08年1月期(第1四半期)の連結営業利益 は前年同期比45%減の6億4300万円となっている。

メガネトップ(7541):2.1%高の1142円。3月31日付の株主名簿に記 載された株主に対し、1株につき1.2株の株式を割り当てる。発行済み株式総 数は2317万5876株となる予定。流動性の向上が見込まれて買いが優勢。

キョーリン(4569):7.3%安の1264円。三菱UFJ証券は11日、投資 判断を新規に「アンダーパフォーム」にした。

サイボウズ(4776):8.2%安の2万7500円。ソフトウエア開発の子会社 が連結対象から外れるうえ、ソフト開発費用や人件費が膨らむため、今期(09 年1月期)の連結経常利益は減益に転じる見通し。前期は2けた増収増益だっ ただけに、業績期待が後退した。

シーシーエス(6669):2.5%高の24万6000円と4営業日ぶりに反発。 山口大学などと共同で行っている「自然光LED(発光ダイオード)」の応用 開発研究が進展し、世界で初めて自然光LEDを電子内視鏡のスコープの先端 に搭載することに成功した。消費電力が軽減できるなどの利点があるため、医 療現場での需要も高いとみられ、将来性を期待した買いが入った。

シマノ(7309):主力の大証で1.3%安の4640円。一時は1.9%高の 4790円まで買い進まれ、株式分割考慮後の最高値を付けた。高級な自転車部 品を順次投入していくため、向こう数年間は増益基調を継続できるとの見方が 強い。好業績の割に株価が安いとみた向きから買いが継続している。

シチズンホールディングス(7762):6.2%高の892円。日興シティグル ープ証券は11日、投資判断を「ホールド」から「買い」、目標株価を1000円 から1080円に引き上げた。

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