日経平均は13000円回復後に伸び悩み、根本解決至らず-上昇銘柄9割

午前の東京株式相場は大幅高ながら、日 経平均株価は1万3000円を回復した後にやや伸び悩み。信用不安の後退や為 替の円高一服を背景に、三菱UFJフィナンシャルグループやトヨタ自動車が 大幅に上昇するなど、時価総額の大きい金融や輸出関連株を中心に幅広く買い 戻されている。東証1部の値上がり銘柄数は1500弱で、全体の9割近くに達 する。

午前10時21分時点の日経平均株価は前日比364円59銭(2.9%)高の1 万3022円87銭、TOPIXは同35.76ポイント(2.9%)高の1270.91。東証 業種別指数は33業種すべてが上昇。

野村証券プロダクト・マーケティング2部の佐藤雅彦エクイティ・マーケ ットアナリストは、米連邦準備制度理事会(FRB)など米欧の主要中央銀行 が金融システム支援策を11日に発表したことについて、「足元で顕著になっ ていた信用リスクの高まりをひとまず抑え込む効果があり、市場参加者による 買い戻しにつながっている」との見解を示した。

ただ佐藤氏によると、「市場混乱の根本的要因である住宅問題の解決には つながる訳ではなく、買いの継続性には期待できない」という。

ユニーがストップ高気配、コマツや日立建機も大幅高

個別では、日本経済新聞社が日経平均株価(225銘柄)の構成銘柄に新た に採用すると発表したユニーがストップ高(値幅制限の上限)買い気配。建設 機械最大手の米キャタピラーが2010年通期の売上高見通しを引き上げたこと を受け、連想が働いた同業のコマツや日立建機が大幅高。08年2月通期の連結 営業利益が前期比28%増と過去最高を更新する見通しとなった乃村工藝社、08 年2月期の業績予想を上方修正したCFSコーポレーションなども買い優勢。

東芝機械とキョーリンが急反落

ほぼ全面高となる中、国内需要の減速を受けて08年3月通期の連結営業 利益予想を減額修正した東芝機械が急反落。原材料費高騰などでコストがかさ み、08年2月通期の連結業績予想を減額修正したDCM JAPANホールデ ィングス、競合激化で格の下落が一段と進むとして09年1月期の連結業績が 減収減益見通しとなった菱洋エレクトロも安い。関西電力、JTなどディフェ ンシブ銘柄の一角も軟調で、三菱UFJ証券が投資判断「アンダーパフォー ム」で新規に調査を開始したキョーリンは急落。

-- Editor:Shintaro Inkyo

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