米国債の保有リスク、ドイツ国債を初めて上回る-CDS市場が示唆

【記者:Abigail Moses】

3月11日(ブルームバーグ):11日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、米国債の保有リスクがドイツ国債を初めて上回った。サブプラ イム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機が財政を圧迫しているとの懸念 が広がった。

BNPパリバによると、10年物米国債のCDSスプレッドは一時、過去最 高の16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となり、ドイツ国債の15 bpを上回った。昨年7月時点では米国債のCDSスプレッドは1.6bp、ドイ ツ国債は2.5bpだった。

米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、民間部門の住宅ローン担保証 券(MBS)などを担保に最大2000億ドル(約20兆6000億円)相当の米国債 を貸与する措置を発表した。こうした証券からの資金流出を回避するのが狙い。

BNPパリバの上級社債取引部門責任者、ファブリツィオ・カパンナ氏は 「米政府は信用危機の影響を免れない」と語り、「経営が悪化している米金融機 関への支援策は、米国のソブリン信用力の弱まりとみなされるだろう」と指摘 した。

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