乃村工芸が反発、金融機関の店舗改装伸び前期業績上ぶれ-営業最高益

展示施設などのディスプレーを手掛ける乃 村工芸社の株価が前日比12円(3.7%)高の338円と反発。金融機関などの店舗 改装需要が伸び、前期(2008年2月期)の連結営業利益が過去最高を更新した もようだと11日に発表した。足元の収益環境が良好なことから、続く今期も業 績は順調に推移するとの安心感が広がった。

前期の連結営業利益は前の期比28%増の41億4000万円と、従来予想から 3億4000万円上ぶれたもよう。同社広報IR室によると、金融機関やアパレル 関連の店舗改装事業が引き続き好調に推移したうえ、外注や派遣社員の活用な どによる人件費抑制策も寄与し、利益を押し上げた。

一方、連結純利益は前期比72%減の12億円と、従来予想を2億5000万円 下回ることとなった。連結対象子会社で外食店舗の建設を手掛けるテスコの株 価が業績悪化を受けて下落したため、5年間で償却予定の同社のれん代を一括 償却に切り替えることが主因。

十字屋証券・投資情報室の岡本征良室長は、郵政民営化に関連した業務が 増えたうえ、「金融機関の店舗統廃合で引き続き事業拡大が見込まれる」と話 し、本業の好調により買い安心感が広がったとの見方を示した。

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