カナダ国債:下落-流動性供給に向けた主要国中銀の協調措置を受け

カナダ国債相場は下落し、10年債の利回り は20年ぶり低水準から上昇した。流動性不足の緩和を目指し、主要国の中央銀 行が金融市場向けに資金供給を拡大する措置を発表したことから売られた。

この発表を受け、国債を売り、株式を買う動きが活発となった。カナダ銀 行は世界的な信用逼迫(ひっぱく)の緩和に向けて米欧の中央銀行と協調し、 28日物レポ(売り戻し条件付き買いオペ)を通じて40億カナダ・ドル(約4170 億円)を金融システムに供給すると発表。米連邦準備制度理事会(FRB)は 金融機関に対し、住宅ローン担保証券(MBS)などを担保に、最大2000億ド ル(約20兆6800億円)の米国債を貸与する措置を発表した。

BMOキャピタル・マーケッツの副主任エコノミスト、ダグラス・ポータ ー氏(トロント在勤)は「この日の措置で、資金逃避の動きがいったん休止さ れた」と指摘。「今回の流動性供給で、大幅な金融緩和への期待が幾分薄れる可 能性があるが、一段の利下げは市場が織り込んだ計画の一部であり、実施され るだろう」との見方を示した。

トロント時間午後4時10分(日本時間12日午前5時10分)現在、カナ ダ10年物国債(表面利率4%、2017年6月償還)の利回りは6ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.58%。価格は46セント下げて、103.31 カナダ・ドル。2年物国債(表面利率4.25%、2009年12月償還)の利回り は12bp上昇の2.65%。価格は20セント下げて、102.66カナダ・ドル。

カナダ・ドルは前日比0.3%高の1米ドル=0.9931カナダ・ドル(1カナ ダ・ドル=1.007米ドル)。前日は同0.9963カナダ・ドルだった。

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