米ムーディーズとS&P親会社、収益予想を下方修正-信用市場低迷で

【記者:Christine Richard 、 Sarah Rabil】

3月11日(ブルームバーグ): 米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスの親会社ムーディーズと、同業のスタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)の親会社マグロウヒルは、信用市場の低迷や米景気減速で需要が 抑制されるため、今年の収益見通しを達成できない見通しだ。

ムーディーズのレーモンド・マクダニエル最高経営責任者(CEO)は、 1株利益と売上高が予想以上に減少するとの見通しを示した。マグロウヒルの テリー・マグロウCEOは同社が示した収益見通しを達成できず、金融サービ ス部門の売上高は従来予想を下回るとの見方を示した。

両CEOは11日のベアー・スターンズ主催の会議で、起債の急減が信用格 付け事業の収入を抑制していると説明した。ムーディーズやS&Pはサブプラ イム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券への「AAA」格付け付与 に積極的な姿勢を取ることで需要を喚起していたとの見方もあるが、両社はこ うした需要低迷に苦しんでいる。

マクダニエルCEOは「すでに打撃を受けている分野で一段の悪影響や下 押し圧力が再び生じており、これが起債を抑制している」と説明した。

マクダニエルCEOによると、ムーディーズの1株利益は1.90ドル-2ド ルになる見通し。2月時点の予想は2.17ドル-2.25ドルだった。減収率は「10% 台の半ばから後半」との予想を示した。ブルームバーグ調査によるアナリスト 7人の予想平均は、1株利益が2.16ドルだった。

一方、マグロウCEOは新たな見通しを示さなかった。従来予想では、金 融サービス部門の売上高が最大4%、1株利益が最大5%それぞれ増加すると みていた。

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