米ベアー・スターンズ、資産家ルイス氏が買い増し検討か-関係者(2)

関係者によると、米証券大手、ベアー・ スターンズの2位株主である資産家のジョゼフ・ルイス氏(71)は同社株の買 い増しを検討している。ニューヨーク株式市場では同社が資金不足に陥ってい るとの憶測が沈静化せず、株価は一時軟調に推移していた。

ルイス氏は昨年9月にベアー株の買い増しに着手。この関係者によると、 同氏はベアー株の購入は長期的な投資とみており、株価の下落は気にしていな い。

ベアーのアラン・シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、「流動性問題 に関する憶測は事実とかけ離れている」と言明。同社の財務は「依然として健 全だ」と述べた。ドイツ銀行が11日発表したリポートによると、ベアーは今 年上期に19億ドルの追加評価損を計上すると推計されている。

ニューヨーク株式市場でベアーの株価は前日比67セント(1.1%)高の

62.97ドルで終了。一時は55.42ドルまで下げていた。前日は11%値下がり した。

パンク・ジーゲルのアナリスト、リチャード・ボーブ氏は、「問題はベア ーのビジネスモデルが破たんしていることだ」と指摘。「利益が2006年並み に回復するには、さらに5-6年必要だ。株式を売りに出すには十分な根拠に なる」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、ルイス氏のベアー持ち株比率は9.4%。 同氏は昨年、サブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅市場の崩壊に伴い、 ベアーの株価が下げるのを機に株式を追加購入した。

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