UBSは「バッドバンク」設立か、不良資産と優良資産分離-ベアーS

ベアー・スターンズは11日、スイスの銀 行大手UBSが、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機の 影響を受けた不良資産を本体と切り離し、「バッドバンク(不良銀行)」部門 を設立する可能性があるとの見方を示した。サブプライムの影響を受けていな い事業の展開をより正確に示すことが目的という。

ベアー・スターンズのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏は11日 付のリポートで、「『バッドバンク』の仕組みは1980年代半ば以来しばしば活 用され成果を上げている」として、「これによって不良資産処理がより集中的 に行われる。また、優良事業の好業績も見えやすくなる」と解説した。

UBSは2007年に190億ドル(約1兆9600億円)の評価損を出し、7000 億ドル強の保有証券を整理・削減するため投資銀行部門のトレーダー約50人で 構成する「作業グループ」を新設した。ウィーラー氏はUBSが早ければ5月 にもこのグループを別部門とする可能性があるとみている。

ウィーラー氏は「『バッドバンク』部門が安定すれば、資産価格の回復と ともに現金収入を生むことも可能だ」と述べた。さらに、「株価下落の理由と なった不良資産の価格が回復する際に、株主が十分な恩恵を受けられるよう、 UBSは後にこの部門をスピンオフすることもできる」と指摘した。UBS株 は過去1年で57%下落している。

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