3月の独ZEW景況感指数:マイナス32-2カ月連続で改善(2)

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW) が11日発表した3月のドイツ景況感指数(期待指数)はマイナス32と、2カ月 連続で改善した。前月はマイナス39.5だった。欧州最大の経済国であるドイツ の景気が、ユーロ高や米景気減速にうまく対応していることが示された。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の予想中央値では、 3月はマイナス40への低下が見込まれていた。1月はマイナス41.6と、15年 ぶりの低水準に落ち込んでいた。ZEWの指数はアナリストと機関投資家を対象 にし、向こう6カ月の景況感を示す。ゼロを分岐点に数字が大きいほど楽観的な 見方が多いことを表す。

ドイツ企業は経営の効率性を高めるとともに、労働コストを削減することで、 ユーロ高の環境にあっても競争力を維持している。ただ、リセッション(景気後 退)の危機にある米経済や原油高の影響で消費者の購買力が弱まっており、ユー ロ圏の景気は勢いを失いつつある。

BNPパリバのエコノミスト、ドミニク・ブライアント氏(ロンドン在勤) は「ドイツは、ユーロ圏の他の国よりもはるかに良い形でこの景気減速を乗り越 えられるだろう」との見方を示した上で、「景気減速は避けられないが、リセッ ションというわけではまったくない」と述べた。

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