ユニー:グループ新PBを4月導入、初年度売上高50億円目標(2)

中部地方を地盤とする総合小売業のユ ニーは11日、グループ共通の新しい独自企画(PB=プライベートブラン ド)商品「UUCS(ユーユーシーエス)」を4月から発売すると発表した。 2009年2月末までに菓子やパンなど約50品目を投入し、売上高50億円を目 指す。

原材料高などで一般メーカー(NB=ナショナルブランド)商品の値上 げが相次ぐなか、グループの売り上げ規模約2兆円を生かし、仕入れ面での 交渉力を高める。価格競争力と高品質を兼ね備えた商品を販売することで、 食の安全や価格への意識が高まっている消費者の需要を取り込む。

ユニーの佐々木孝治会長は同日会見し、「総合スーパー、コンビニ、食 品スーパーと業態を超えた商品開発に挑戦した」と語った。新PBは傘下の コンビニエンスストアであるサークルKサンクス、食品スーパーのユースト アの3社、計6377店舗(1月末現在)で発売し、まず29品目を6月ごろま でに投入する。

新PBは初めて3社横断のプロジェクトチームで開発し、3社共通のロ ゴを立ち上げた。他社のPBは独自のパッケージをデザインし商品の統一感 を出すが、新PBはNBのパッケージはそのままで、UUCSのロゴを並列 させるのが特徴。新PBは「価格がNBよりも1-2割安くし、NB以上の 粗利益がとれる」(サークルKサンクスの中村元彦社長)。

サークルKサンクスは、すでに菓子や雑貨などでPBブランド「KAC HIAL(かちある)」を展開している。当面は継続するが、「新PBの動 向をみながら廃止するかどうかを考える」(中村社長)としている。ユニー は「素材主義」「イー・プライス」など既存のPBは存続させる方針で、P B全売上高を11年2月期に400億円と、07年2月期実績(257億円)から

1.6倍に伸ばしたい考え。

大手もPB拡販に

消費者の節約志向が強まるなか、流通大手はPBの拡販に乗り出してい る。PBはNBに比べて広告費や流通コストなどが抑えられ、低価格を実現 できる。グループで原材料調達から商品開発、品質管理まで一貫した体制を とることで商品の安全・安心や、NBと同等かそれ以上の品質をアピールし ている。

流通大手では、セブンアンドアイホールディングスがグループ横断のP B「セブンプレミアム」を昨年5月から展開。11年2月期に1000-1200品 目を投入し、08年2月期実績の約6倍の3000億円規模の売上高を目指して いる。イオンもPB「トップバリュ」を11年2月期には07年2月期実績と 比べ3.4倍の7500億円までに引き上げたいとしている。

一方、ユニーグループはコンビニ2位のファミリーマートと親会社の伊 藤忠商事とも共同で独自商品のプロジェクトを展開。1月からカロリーを抑 えた健康志向のパンなどを販売している。初年度売上高60億円を目標に掲 げており、現在は計画を「上回って推移している」(佐々木会長)という。 今後も品目数を増やしたいとしている。

株価終値はユニーが前日比7円(0.9%)高の764円。サークルKサン クスは同12円(0.8%)高の1560円。

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