欧州EADS07年通期:5年ぶり赤字-エアバスの納入遅延響く(2)

航空宇宙業界で欧州大手のEADSが11日 発表した2007年通期決算は、純損益が5年ぶりの赤字となった。傘下エアバス の軍用輸送機「A400M」の納入遅延関連コストが響いた。EADSは今年、利 益回復を見込んでいる。

発表によれば、純損失は4億4600万ユーロ(1株当たり0.56ユーロ)とな った。前年は9900万ユーロ(同0.12ユーロ)の黒字だった。07年通期の純損 失額は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト9人の予想値(1億 4600万ユーロ)を上回った。売上高は前年比0.8%減の391億ユーロ。

EADSの決算は、エアバスでのA400Mや2階建て航空機「A380」の納入 遅延関連コストに加え、同社のコスト削減計画などの影響を受けた。EADSの 売上高全体の3分の2をエアバスが占める。

利払い・税引き・一時利益またはコスト前利益は、87%減の5200万ユーロ と、アナリストの予想中央値(1億5600万ユーロ)を下回った。EADSは、 2008年の調整後の利払い・税引き前利益(EBIT)が18億ユーロに増加する としている。また07年の年間配当については、前年と同じ1株当たり0.12ユー ロと発表した。

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