米ベアー・スターンズ:流動性に関する観測否定-株価大幅安(2)

米証券大手ベアー・スターンズのアラン・ シュワルツ最高経営責任者(CEO)は10日、同社が流動性の危機にあるとの 観測を否定した。同観測で、同社株はこの日、1987年の株価暴落以来の大幅安 となっていた。

ベアー・スターンズは発表文で「流動性に関する憶測は絶対に事実ではない」 と指摘した上で、シュワルツCEOが同社の財務状況は「引き続き強い」と強調 した。同社の株価終値はニューヨーク市場で、前週末比7.78ドル(11%)安の

62.30ドルと、2003年3月以来の安値。

レク・セキュリティーズの株式トレーディング部門責任者マイケル・メイン ワルド氏は「流動性不足に陥り、支払い不能になったとの憶測がここ1、2週間 流れている」と指摘した。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券に絡み、世界の 主要金融機関は過去半年で巨額の評価損を計上している。ベアー・スターンズは 2007年9-11月(第4四半期)に8億5400万ドルの損失を計上。過去1カ月間 に、金融機関の第1四半期の業績見通しを下方修正するアナリストが相次いでい る。

ベアー・スターンズのシュワルツCEOは発表文で同社の「バランスシート と流動性、資本は依然として強い」と説明。これに先立ち、同社の元最高経営責 任者(CEO)で現在は取締役を務めるアラン・グリーンバーグ氏は同日、CN BCテレビに対し、流動性に関する憶測は「まったくばかげている」と述べてい た。

サミュエル・モリナロ最高財務責任者(CFO)は昨年12月、同社が短期 のコマーシャルペーパー(CP)への依存度を低くし、担保付きのターム物での 資金調達を高めたことを明らかにした上で、向こう1年に償還を迎える無担保債 務に関しては、資産売却や無担保社債の追加発行なしに返済できるとの見通しを 示していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE