韓国中銀幹部:ウォンの下落ペースは「速過ぎる」-年初来で4.2%安

韓国銀行の案炳讃(アン・ビョンチャン) 国際局長は10日、韓国ウォンが今年に入り、ドルに対し4.2%値下がりしたこ とについて、下落ペースが「速過ぎる」との見解を示した。

案局長はソウルでブルームバーグ・ニュースとのインタビューに応じ、経 常赤字の拡大と、海外投資家の韓国株式市場からの資金引き揚げがウォン下落 につながっていると指摘。韓国当局は、為替市場を「注意深く見守っている」 と語った。

日本を除くアジアの10主要通貨のうち、今年ドルに対し値下がりしている のはウォンとインド・ルピーの2通貨だけだ。世界的な景気減速で輸出需要が 後退し、韓国の経済成長を圧迫するとの懸念から、韓国株式市場では今年に入 り、連日のように、海外投資家による売り越しが続いている。

案局長は「ウォンの下落ペースは他のアジア通貨に比べ速い」と指摘。そ の上で、市場は「ドル需給に関してバランスの取れた見方を維持する必要があ り、当局は不安定な市場を注意深く見守っている」と述べた。

韓国企画財政省(旧・財政経済省)は10日、李明博大統領への報告書で、 今年の経常赤字が約70億ドル(約7100億円)と、中銀予想(30億ドル)の 2倍以上になるとの見通しを明らかにした。姜万洙(カン・マンス)企画財政 相は先週、輸出減少で2008年の成長率は5%に届かず、従来予想の6%を下回 るとの見方を示していた。

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