米シティ:個人・法人証券を統合、銀行も持ち株傘下に-日本再編(3)

米シティグループは11日午後、完全子会社 化した日興コーディアルグループを含めた日本での事業再編計画を発表した。今 後1年内に個人向けの日興コーディアル証券と法人専門の日興シティグループ証 券を統合し、持ち株会社「日興シティホールディングス(HD)」傘下で銀行な どと連携しながら総合金融グループとして一体運営を目指す。

シティの発表によると、TOB(株式公開買い付け)と株式交換で日興コー ディアルグループを買収したシティグループ・ジャパン・ホールディングスが日 興コーデGそのものと合併し、日興シティHDに改名。その下に統合する証券子 会社のほか、シティバンク銀行、日興シティ信託銀行、その他の業務子会社など を置く。銀行子会社は2009年末ごろに持ち株会社の傘下に入れる方針だ。

一方で、日興プリンシパル・インベストメンツなど自己資金投資業務は、米 シティの直轄または間接の完全子会社とし、日本で中核となる持ち株会社とは別 に運営する。新体制への移行は今後1年半から2年をかける。このほか、店舗削 減を進めている消費者金融事業は引き続き見直しを進め、運用会社の日興アセッ トマネジメントは株式公開に向けた準備を継続するとしている。

シティは、内外の金融機関が1500兆円に上る個人金融資産や今後数年で市 場に流入する数十兆円規模の退職金獲得競争を繰り広げる日本で、約1兆6000 億円を投じて大手証券の一角である日興を買収した。しかし、本拠である米国で のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン投資失敗による大幅赤字な どから世界的な事業再編や人員削減を迫られている。

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