住生活Gがストップ安、業績予想減額-年金運用悪化とサッシ低迷(2

総合建材メーカーの住生活グループ株は、 売り気配を切り下げた末、前日比300円(19%)安の1281円とストップ安 (制限値幅いっぱいの下落)で売買が成立した。年金資産の運用利回り悪化に 伴う退職給付費用の増加や住宅用サッシの販売低迷などを理由に、2008年3月 通期の業績予想を下方修正すると10日に発表した。中間期決算発表時に通期 予想を下方修正していたが、業績が一段と悪化していることが明らかとなり、 売り圧力が増している。

修正後の08年3月期の連結純利益見込みは、前期比40%減の210億円。 従来予想から90億円減額した。同社IR広報担当によると、株式市場全体の 低迷により年金資産の運用利回りが悪化し、退職給付費用が増え、営業費用で 60億円の負担増となる見通し。住宅着工戸数の落ち込みや個人消費の低迷で住 宅用サッシの販売も減少しているという。また、一部子会社の土地売却に伴い、 特別損失を計上することも利益を圧迫する。

同社は昨年11月の中間決算発表時に、通期の連結純利益予想を期初計画 の380億円から300億円にすでに下方修正していた。上期実績は132億円。計 画では下期に168億円を見込んでいたが、実際には78億円とどまるもよう。 会社側は住宅着工の回復などを見込んでいただけに、「下期は甘い計画だっ た」(IR広報担当)という。

クレディ・スイス証券では10日付で、住生活G株の投資判断を従来の 「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。目標株価も2000円から 1550円へと見直した。担当の大谷洋司アナリストは投資家向けのメモで、「I NAXのバスルーム製品の点検費用30億円は想定外」との考えを示す。さら に、「再び銅やアルミ価格が急騰しており、来期業績回復の足を引っ張る可能 性がある」と述べ、原材料価格の高騰が収益を圧迫することを懸念している。

CS証券は08年3月期の連結純利利益を従来予想の293億円から202億 円に減額し、会社計画の210億円を下回る水準を見込んでいる。09年3月期の 連結純利益予想も従来の298億円から262億円に変更した。

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