新日鉄:H型鋼1割強引き上げへ-原材料価格高騰で2カ月連続値上げ

新日本製鉄は13日、代表的な建設資材であ るH型鋼を3月からトン当たり1万円、約10%強値上げすると発表した。改正 建築基準法の影響で実需は弱いものの、減産で在庫は過去最低水準まで圧縮さ れており、原材料価格の高騰を背景に2カ月連続での値上げを実施する。

同社は2月に6カ月ぶりの値上げを行ったばかりで、この2カ月で計2万 2000円を引き上げる格好。この結果、H型鋼価格は最高でトン当たり10万円前 後と過去最高水準となる見通し。

改正建築基準法による住宅着工件数の減少で、新日鉄は昨年10月以降5- 8割の受注削減および減産を実施している。H型鋼の2008年2月末時点での全 国主要流通業者(ときわ会)在庫は、前月末比3万5800トン(13.5%)減の22 万8600トンと3カ月連続で減少。記者会見した建材営業部の藤原知貴・建築建 材グループリーダーは「減産効果に加え、価格の先高観を背景にした仮需要が 前倒しで発生しており実需は弱い」と強調した。

新日鉄の株価は前日比15円(3.3%)高の473円(午後2時8分現在)。

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