中国鉄道建築:本土上場初日は今年最悪-一段の景気沈静化措置を懸念

10日に上場した中国鉄道建築の株価は、政 府が景気沈静化措置を加速するとの懸念が重しとなり、中国本土での上場初日 としては2006年以来で最悪のパフォーマンスとなった。同社は中国で半分以上 の鉄道網建設を手掛けてきた。

中国鉄道建築の株価は上海時間午後1時24分(日本時間同2時24分)現 在11.55元と、新規株式公開(IPO)価格(9.08元)から27%上昇。同社 は先週、上海、香港両市場でのIPOで、計55億ドル(約5600億円)の資金 を調達した。香港市場での取引開始は13日の予定。

中国政府はインフレ抑制を目指し、利上げを実施し、融資機会を抑えてき た。これを受けてCSI株価指数は昨年10月16日に付けた過去最高値から 24%値下がりしている。中国鉄道建築に対し、上海・深セン市場で今年上場し た20社の上場初日の株価は平均で3倍上昇している。

大和証券投資信託委託(香港)の運用担当者、モナ・チュン氏は中国鉄道 建築株について、「これまでに見られたような目覚ましい上昇はなかった」と指 摘。「投資家は大幅上昇がもはや保証されないことを既に織り込んでいる」との 見方を示した。

この日の中国鉄道建築株の上昇率は中国本土での上場初日では、06年11 月30日に深セン市場に上場した河南新野紡織(24%高)以来で最低。上海市場 で取引されている中国中鉄(チャイナ・レールウェイ・グループ)の株価は1 月7日の最高値から30%下げている。昨年12月3日の上場初日には69%上昇 していた。

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